さらし木綿:晒して「白の木綿布」
今朝の地元新聞紙面に「さらし・・・自ら布染」の活字に気づきがあった。
手縫い作業の補助的布として「さらし木綿、新もす」のこと、記しておきたい。
さらし木綿は、漂白した木綿織物の事、日本では徳川時代に麻布に代わる庶民の平織の織物として生産されるようになる。農家の自給用とされた織物は、のちに、中形地、手ぬぐい、木綿の絞りへと発展した。布の「さらし方法」①天日干し(日光と空気によって精錬)
②灰汁を用いて煮沸、日光にさらして漂白、
③カルキさらし(苛性ソーダ、ソーダ灰等々)
肩当布、腰布は表地の柄をより鮮明にするには、白布に限る。
・栃木県の真岡の「岡木綿」、愛知県の「三河木綿」、
・大阪府の河内の「河内木綿」が代表される。
図:補子を付した王子服・親方服/下着・ワラビチン(那覇市歴史博物館収蔵より)
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