時代衣装:琉裁と和裁の混在する「きもの」

提供品:

和服と琉服の仕立て方が混在する作品を紹介しましょう。

えり:袋縫いされた琉裁、袖:ウシジュウをたっぷりとった広袖。

裾・衿下:始末は和裁の絎け方。揚げ代:衿先で深さ2寸程、衿下寸法:7寸5分


先日、「着物もらっていただけませんか」突然の電話、ゴミに出すのも忍びない、と。

お届けいただいた作品、長じゅばん(男女)コート類、いろいろ、

和・琉服で普段着用するのに十分な数々。

最近では、訪問着など、よそ行きの「きもの」を拵えても、雨コートを持たない時代。

雨が降れば傘、同様に「雨コート」は必需品ですね。

  写真衣装:木綿地・琉球絣(柄は衿先の写真に同じ)/熊谷教室にて・熊谷撮影

  写真衿先:ケーシ衿(返領とも)/上記に同じ