仮仕立て方:熊谷流儀・伝
仮仕立ては依頼主の要望に対応できること。
鋏を入れる箇所は染め分け、織分けに沿って鋏を入れる。
基本的に、肩明を切らない、左右の衽を切り分けない、残布は切り落とさず縫い込む。
総絵羽物の場合の作業順序
背の柄合わせ、肩山を布目を通して決め、袖の柄合わせ。
身幅を決め、脇の柄合わせ、衽の柄合わせ。
針目
・針目の大きさは大・小、いろいろ可。 玉止めは極々小さく。
衿
・基本的に印なしで衿付けする、
・肩山が三つ衿縫い位置に、引き糸を付ける工夫もおすすめ。
・衿幅は通常の3寸より5分ほど大きく取る。
衿下・裾
・衿下は一目落としの飾り躾、裾は針目を3分の仮躾。
袖
・最後に袖付け。
・袖下を一目落としの飾躾。
仕上げ
・残針等、点検、重し。
*概略を記載します。
*記載漏れは口頭で補います。
写真:総絵羽仮仕立て上がり・撮影・熊
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