【那覇市歴史博物館】熊谷の製作した「唐衣裳」が展示されています(2024-12-25(水)まで)

現在、パレット久茂地4階にある那覇市歴史博物館にて熊谷の製作した「唐衣裳」が展示されています。

お時間ありましたら是非足をお運びください。


那覇市歴史博物館ホームページ


新収蔵品展 皆の記憶Ⅲ

これらの資料は、先人たちから今を生きる私たちへ伝えられた大切な「贈り物」であると同時に、私たちが次世代へ歴史・文化を語り継ぐための貴重な資料でもあります。

こうした貴重な資料はいわば過去・現在・未来の私たち「皆の記憶」です。

今回は平成29年度から令和5年度にかけて収蔵された資料をもとに、琉球王国から現代へと至る歴史をご紹介します。


【特別展】朧型の紅型衣裳/黒漆の螺鈿の漆器

衣裳は「朧型(おぼろがた)の紅型衣裳」をご紹介します。

紅型は、布地の上に型紙を置き、その上からさらに糊を置いて、色を差して染めます。

通常は1枚の型紙で染めますが、朧型では型紙を2枚使います。

通常の文様を染める型紙に、もう1枚の型紙を加えて、地紋のような細かい柄を染めることで、複雑で奥行きのある文様を表現しています。

朧型は、糊置や色差しの手間が通常の倍以上かかり、技術的にも大変難しい染め方です。

朧型の紅型衣裳は、王国時代の紅型職人たちが、王家の人々のために技術の粋を尽くして作りあげたものなのです。

王国時代の貴重な記録と、精緻な美術工芸品をぜひご覧ください。